THE たまき様

青山円形劇場まで、ナイロン100℃「犬は鎖につなぐべからず」というお芝居を観にいった。
前回のナイロン見そびれてやきもきして、そして今回のはケラさんではなく、岸田戯曲賞で有名な岸田國士さんの大正・昭和の頃に書かれた戯曲を使った作品だったのだけど、やーっぱりわたしはナイロンの芝居が好きだ好きだ!と思ったのだった。


日本ってなんて素敵なんだろう!
なんてじんわり感動してしまったよ。
豆千代さん監修の着物がかなりのかわいさでウキウキだった。というのはもちろん大きいのだけど、なにより印象的だったのが、ていねいに響く日本語。
舞台でくりひろげられる世界観は、あいかわらずのポップでシュールなナイロンの世界。
なのにそこに大正昭和の時代のおっとりとしたことばづかいが乗っかるそのミスマッチ加減が、妙な親近感というか、安心感というか、なんとも心地よかったのがふしぎ。



なにはともあれ、緒川たまき様のお着物姿と振る舞いが美しすぎて、どうしようかとおろおろしました。ぽーっとしました。
うつくしいひととは、ああいうひとのことなのね‥‥‥。