フリーペーパー事情

実家をかたづけててとにかく出てくるのが、チラシ、フリペなどの紙紙紙‥‥。
好きなんだからいいじゃん!と開きなおって捨てられない。

ここ数年、フリーペーパー大ブームのように言われてて、実際世の中的にはほんとにそうだと思うんだけど、でもちょっとまてよー。と気づいたこと。


わたしの紙コレ初期(高校〜大学前半頃)は、CD屋さんで手に入れたものばっかりなのだけど、結構ねえ、バンドやアーティスト発のフリーペーパーが多いんだ。
もちろんそれはチラシを兼ねての宣伝媒体としてではあって、でも、あきらかにただのチラシじゃない。
そして第三者が見たレビューやインタビューとも違う。
そのアーティストたちの音楽じゃない部分のこだわりが、結果的に音楽の世界をより魅力的につたえていて、生身の人間な感じがして、良いんだ。

今はそういうのあんまりないような気が?する。
その理由はもちろんインターネットがあるからで、それと同じようなことがはるかに頻繁にタイムラグ少なくできるし、より多くのひとにお金もかからずに伝えられるし、当然のこと。

でも。
今でもなんだか宝物みたいな気持ちで大事にとっといてるわたしは、この魅力と威力を見逃してはMOTTAINAIと強く思った。


今日、最近までずっと関西支局にいたという編集者の方と話していて、関西では東京みたいな情報誌フリーペーパーの市場を築くのはなかなか難しいっていう現実を聞いた。
はたまた、乙女ライフを載せてもらった「フリペの楽しみ」の編集さんは、あの本に載せたいようなフリーペーパーを探してたら、東京発のものって結構少ないんだって気付いたって言ってた。

ここらへん、なんか無関係ではないように思う。
一見矛盾してるけど、そうではない。

東京には、お金があって、地方には、人間がいる。ような。
乱暴にいうと、そんなかんじ。

まだ支離滅裂だけど、ちょっとひきつづき考えてみようと思ったり。


なんかつくりたいなー(乙女ライフ以外にね)。
人間が見えるものを。ちゃんと東京で。
そんなおぼえがきでした。