僕として僕は行く

100sのライブに行った。
なんなんだろう。あの感じ。
ものごとをちょっとひねくれた目で見がちなわたしなのに、そんな目線の介入をゆるさない。
とにかくまっすぐなのかな。
いや、ちがうかな。
まっすぐも、まがってるも、ぜんぶ本当な感じがするんだな。

いっしょに楽しんでいるお客さんを含めて、それごとまるごと、なにか発していてそれはとんでもなくプラスのオーラな感じ。
中村一義のすごさの理由がわからないな、まだまだ。


とにかく、いろいろあってへろへろになっていたわたしが、助かった瞬間!

フリーペーパー事情

実家をかたづけててとにかく出てくるのが、チラシ、フリペなどの紙紙紙‥‥。
好きなんだからいいじゃん!と開きなおって捨てられない。

ここ数年、フリーペーパー大ブームのように言われてて、実際世の中的にはほんとにそうだと思うんだけど、でもちょっとまてよー。と気づいたこと。


わたしの紙コレ初期(高校〜大学前半頃)は、CD屋さんで手に入れたものばっかりなのだけど、結構ねえ、バンドやアーティスト発のフリーペーパーが多いんだ。
もちろんそれはチラシを兼ねての宣伝媒体としてではあって、でも、あきらかにただのチラシじゃない。
そして第三者が見たレビューやインタビューとも違う。
そのアーティストたちの音楽じゃない部分のこだわりが、結果的に音楽の世界をより魅力的につたえていて、生身の人間な感じがして、良いんだ。

今はそういうのあんまりないような気が?する。
その理由はもちろんインターネットがあるからで、それと同じようなことがはるかに頻繁にタイムラグ少なくできるし、より多くのひとにお金もかからずに伝えられるし、当然のこと。

でも。
今でもなんだか宝物みたいな気持ちで大事にとっといてるわたしは、この魅力と威力を見逃してはMOTTAINAIと強く思った。


今日、最近までずっと関西支局にいたという編集者の方と話していて、関西では東京みたいな情報誌フリーペーパーの市場を築くのはなかなか難しいっていう現実を聞いた。
はたまた、乙女ライフを載せてもらった「フリペの楽しみ」の編集さんは、あの本に載せたいようなフリーペーパーを探してたら、東京発のものって結構少ないんだって気付いたって言ってた。

ここらへん、なんか無関係ではないように思う。
一見矛盾してるけど、そうではない。

東京には、お金があって、地方には、人間がいる。ような。
乱暴にいうと、そんなかんじ。

まだ支離滅裂だけど、ちょっとひきつづき考えてみようと思ったり。


なんかつくりたいなー(乙女ライフ以外にね)。
人間が見えるものを。ちゃんと東京で。
そんなおぼえがきでした。

おとなのぜいたく

kazzzmi2007-05-28

週末、生まれてはじめての福岡に行ってまいりました。
音楽と食いだおれの旅。

いや〜福岡は本当にMENTAI王国なのだね!
しょぼくれた安ビジネスホテルの朝食さえ明太子食べ放題なんだもの。感動。
とにかくねえ、いろいろおいしかった!!


で。旅の目的は、夢のような野外フェスを観に行くことだったのでした!
http://www.shoka-fes.com/
出演者だけでも夢のようなのに、青い空!海!白い雲!緑の芝生!なんていう、シチュエーションもこれまた夢のようで、やーもう‥‥やばかったっす。ビール、旨かったっす。


出演者はもうみんなサイコーだったのでいちいちふれないけれど、じつは一番鳥肌がたったのが、ちっちゃなステージで見た、寺尾紗穂さん。
最近アルバムをずーーーっと聴いていたもんだから、寸前に決まった出演を知って大喜びだったわたしですが、青空に歌声がぶわっとひろがって、なんというか、あんまりのことにびっくりしてしまった。
友だちが、シャボン玉を吹いたときにね、ちょうど「シャボン玉とんだ〜♪」って歌うところで、お尻まで鳥肌たっちゃうよねそんなの。

さらに、2年前涙の別れをして東京を離れ福岡に住む友に2年ぶりの再会で一緒にライブを見れたし、タイマイはたいて遠くまで行ったかいが、おーーいにあったな!

こ〜んなのどかなフェス、もっともっとあったらいいのになあ。来年もあるかな。行きたいな。
こ〜んな旅って、じつにゼイタク。
大人っぽい大人っぽい♪

乙女ドリンク

kazzzmi2007-05-20

モナレコードに今、「乙女のワルツ」っていうドリンクがあるので、期待を裏切らないよう、注文してみました。
正体はいちごフロートでした。うふふな気分です。
乙女は飲んだらいいと思います。

THE たまき様

青山円形劇場まで、ナイロン100℃「犬は鎖につなぐべからず」というお芝居を観にいった。
前回のナイロン見そびれてやきもきして、そして今回のはケラさんではなく、岸田戯曲賞で有名な岸田國士さんの大正・昭和の頃に書かれた戯曲を使った作品だったのだけど、やーっぱりわたしはナイロンの芝居が好きだ好きだ!と思ったのだった。


日本ってなんて素敵なんだろう!
なんてじんわり感動してしまったよ。
豆千代さん監修の着物がかなりのかわいさでウキウキだった。というのはもちろん大きいのだけど、なにより印象的だったのが、ていねいに響く日本語。
舞台でくりひろげられる世界観は、あいかわらずのポップでシュールなナイロンの世界。
なのにそこに大正昭和の時代のおっとりとしたことばづかいが乗っかるそのミスマッチ加減が、妙な親近感というか、安心感というか、なんとも心地よかったのがふしぎ。



なにはともあれ、緒川たまき様のお着物姿と振る舞いが美しすぎて、どうしようかとおろおろしました。ぽーっとしました。
うつくしいひととは、ああいうひとのことなのね‥‥‥。

わっしょい

今日会社に行くため神保町駅から地上に出ると、「ただいま神輿が練り歩いていますので‥‥‥」と、大通り通行止めを知らせる警察官のお姉さんの声。


練り歩いているのか!それは見たい!
と思い、練り歩いていそうな気配のする方へ。

いやーーー練り歩きまくりでした!
いくつもの神輿が、大きな交差点をぐるぐるわっしょい。
町ははっぴ(?ていうか本格祭スタイル)を着た人のほうが多いのではないかというくらいに祭だわっしょい。
長老みたいな爺様たちが、なんか紙吹雪をまいていました。
神田祭という、でっかい祭りなのです。しかも2年に1回の特にでっかいバージョンなのですって。
江戸っ子スタイルの男性たちは、あれたぶん、普段の5割増(推定)くらいかっこいいのでは!
わたしはメガネ男子フェチではないのだけど、祭男子フェチだったのかもしれないと、新たな自分を発見した思いです。(ちょっとうそです)


和太鼓の音に、条件反射的に血が騒いでテンションがあがって、ひとりなのににやにやしながら見てしまいました。
にっぽん人の血かなあ。
オンナコドモの太鼓隊がかっこよかった!
わたしむかしっから和太鼓にあこがれてんだ。
まえにテレビで見た和太鼓エクササイズっていうのが今でもやりたいくらいだよ。
和太鼓で運動になってダイエット的なやつ。一石二鳥じゃないか!
‥‥あ、でも今日の和太鼓ガール、ちょいぽっちゃりだった‥‥。


にしても、いいなあ。
こういう東京の下町に生まれ育つのって。