人間って。現実って。ねえ。

土曜日。
ナイロン100℃の「カラフルメリィでオハヨ」を本多劇場に見に行きました。
今回のもしっかりハマった。
この感じ、ほんと好きなんだと思う。
バカで悲しくて大笑いしてドキドキする。

日曜日は、朝から茅ヶ崎のお寺で、おじいちゃんの三回忌。
昨日のカラフルメリィが自分のなかに残っていて、若干パラレルワールドに片足突っ込みつつ、お馴染みの、ギャグみたいな老お坊さんを眺めた。
現実ってなんでこんなにおかしいんだろうねえ。
人間の死亡率100%
なんて言ってるような芝居だったんだもんで。
一応仏教徒の皮をかぶって、あの儀式、ほんとうに奇妙だよ。
意味なんてわからないけど、でもああゆうの嫌いじゃない。
昔の人々が本気で作り上げたものだから。
どう考えたっておかしくって、人間っぽいから。
型通りの一連の動きをして、こんな時にしか会わない誰が誰だかいまいち覚えきれてない親戚と笑顔で挨拶して、こうゆうのにも慣れたなァなんて思う。
ここ数年で一気に。

ほんとは今日ここにいたはずのおばあちゃんも、病院にいるけど、心はもう、病院にはいないんじゃないかなー。と思った。
きっともう二度と会話を交わすことはできないけれど、できることなら、今どこに誰といて、そもそもあなたは誰なのか、聞いてみたいものだな。
あの芝居みたあとすぐ法事って、強制的にいろいろ考えさせられて、なかなかすごい巡り合わせだ。
そんな週末。

いや、週末もなにもないな‥‥。休みがありません。
でも無理矢理こじあけてお芝居観にいって、ほんとによかった。仕事だけなんて暮らし無理だもの。こんな毎日性に合わないにもほどがある。