そうだ京都いこう(1)

先週一週間(土日祝を入れればじつに10日間)の、遅い夏休みをいただきました。
週末、京都に行ってみることにしました。

中学生以来の京都は、たった二日間の短い旅。
金曜日午前。
雨の横浜で京都地図本を買って、新幹線に乗り込んだ。
13時。わたしが到着した京都は雨上がりの青空!

新幹線の中でなんとなく決めたのは、雨だから今日は雑貨屋さんめぐりにしようかな。ということ。
万が一雨があがっていたら、足を延ばして太陽の塔みんぱくに行こう。ということ。

しかし京都駅を出た瞬間。あまりの良い天気に歩きたくなり、さらに、せっかくの京都だ、寺見たいじゃない!と、近くの東本願寺まで歩いてみる。
東本願寺の本堂で、正座して畳の匂いをかいだとたんに、わたしのさっきまでの今日のプランはすっかり変更されました。

東本願寺の黒猫。まったく気ままにひとなつっこい


その後は路地裏の紙屋さん、西本願寺、ひたすら歩いて鴨川を越えて、お腹がすいて、老舗っぽい甘味処にひとり恐る恐る入り、お座敷にお膳でお抹茶と冷やしぜんざいをいただく。初めて入った三十三間堂は圧巻。あれは狂ってる!
そして養源院でこれまた狂った感じが期待できる屏風絵を見たいと思っていたのにすでに閉館時間。
抹茶なんか飲んでるからだ…。



路地裏には床屋がよくにあう


昼間の鴨川


お抹茶と冷ぜんざい


三十三間堂と青空

夕方には乙女ライフの相棒まるたにさんが到着して、さらにそのご両親(京都在住)と待ち合わせの予定だったので、残りの時間はひたすら歩く歩く歩く。
黒い綿ワンピースにジーパンにリュックという、まるで家出娘(byまるたに)のいで立ちでひとり、することといえばひたすら歩いて歩いて歩きまくること。表通りはなんだかつまらなかったから、路地に入ると、もーうたまらなかったよ。カメラを持ってくるのを忘れたことを、何度悔やんだか。
細い道を行ったり来たりして、四条から三条へゆく。
鴨川のほとりに降りて、今度は三条から待ち合わせの四条へ、川沿いをゆく。表通りの喧騒の気配だけを遠くに感じながら、古い町屋なお店のあったかい光を裏っかわから見ながら。




つづく